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History
AOF(Air OF Fragrance)の山口美帆です。
香料商。 香りのデザイン・天然香料の輸入・企画・販売を行っております。
子どもの頃から香りのある植物が大好きで、干してみたり、煮てみたり、いろいろなことをしていました。
大学では社会心理学を専攻しました。
卒論で香りの心理効果というのを書きましたが、当時、時代前乗りしすぎで理解を得るのは大変でした。
香りが心に与える影響は、目にみえないものなので、ある!とも、ない!とも言えますが、
誰でもこんな経験があると思います。
ふとした季節の香りで子供時代の記憶が蘇ったり、気分のスイッチがうまくできないときに香りを使うと意外と簡単にやる気が出たり。
香りとうまく付き合うことができれば面白いことが起きるかもしれないと、なんとなく感じた学生時代でした。
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香りの世界へ
バックパッカー旅行をしたときに、たまたま香水のお店をみつけました。
すごくワクワクしました。楽しい!! きれい!! もっと知りたい。
そしてなんらかの形で香水や香りにまつわる仕事がしたいと思い、帰ってきてから香りの学校に通いました。
卒業後はぜひとも香り関連の仕事がしたいと希望し、香料会社や香水輸入会社などにエントリーしましたが全滅でした。
ちょうど、就職難民が出始めるバブルがはじけた頃でした。
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フレグランスジャーナル社で
大学を卒業して間もなくフレグランスジャーナル社に入社しました。
フレグランスジャーナル社は香りの専門書を出版している珍しい、小さな会社です。
当時は香りの専門書籍を出しているところはとても少なく、「ここで働けたらいいな」と思って手紙を書いたことがきっかけです。
私は企画部門でセミナーやイベントの運営に携わり、それを通していろいろな経験をさせていただきました。
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あっというまに首になり
いろいろありまして、首になりました。退職後、次の仕事を探すのにPCを買いました。でもこのPCでは、おもに、アロマテラピーや天然香料の情報を得るためにいろいろアクセスし、今の仕入れ先や様々なことを教えてくださるかたに出会いました。仕事も探したけど、アロマ情報を入手するほうが多かったと思います。
ちょうどそのとき、アロマテラピーを日本にはじめて紹介した、翻訳家の高山林太郎先生とカラオケの友になります。
先生にはよく「確定申告して、還付金があるから、飲みに行こう」と誘っていただいたものです。還付あろうがなかろうが、先生とビールをのんでそのあとはカラオケで歌いまくるという流れでした。
博識な林太郎先生とはアロマ関係のことよりも、政治や経済やそのときはやっていることや、そのほかのありとあらゆるくだらない(面白い)ことが話題でした。ネットで出会ったアメリカの会社の主催するアロマキャンプに参加しました。場所はカルカッソンヌから車で。。。どのくらいだ・・・一時間くらいか・・・当時ゴルジェマという会社があった場所で行われました。アロマキャンプでは、ファイトールの考案者ピーターワイルド(Peter Wild)氏とも出会いました。ピーターは、誕生日に「おめでとう」というファックスをくれたり、震災のときは、日本は大丈夫かメールをくれました。
さらに、ポーランドに10か月住んで精油の出荷の仕事をするチャンスにも恵まれました。
ポーランドが社会主義から変容をとげているときで、私の狭い世界は一気に広がりました。こんなことしてもいいんだ! という開眼! 日本からでることなく閉塞的な教育を受けてきている人には驚きの数々。ローレン先生(Laurence FAUVEL )です。(写真)
香水(香料)のメッカとも呼ばれている南仏グラースで、フランスのアロマティークパリさんとジョイント企画で精油でつくる香水のセミナーを開催しました。 高山 林太郎 先生
ローレン先生と
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AOF始動
99年に日本に戻り、01年までベネッセコーポレーションで小学生向けの教材の編集の仕事をしました。ベネッセを退職したあとに、今の会社を夫と立ち上げました。
立ち上げるときは、何をするかも決めてない本当にあやしげな状態だったのですが、結婚して、会社やめて、有限会社を作ってみたものの、明日から何でごはんを食べるのだろう? という状態でした。02年1月ごろ山種美術館さんからお声をかけていただいて美術館の香りの演出のチャンスをいただきました。立ち上げたばかりの会社で経験も浅いのに、よくぞ仕事をくださったものだと思いました。ほんとうにありがたいです。
その後も香りの演出の依頼をいただいたり、バーやライブなどでも香りを使うイベントのときにデザインをおこないWEBで精油を販売しつつ、香りある生活プロジェクトを通し、業放棄地であるみかんの山の再生を行うボランティアで、みかんの花(ネロリ)を使って化粧品を作っていました。10年前から続けています。
FM多摩のスタジオにて。前岡洋子さんと。
みかんの花(ネロリ)
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香りの本づくり
会社を始めたころ、石けんの本をかく機会に恵まれました。A4、1枚の企画書を持ち込んだことがきっかけです。
パッチワーク通信社の編集長佐々木さんは私の企画書に興味をもってくださって、これが一冊の本になりました。「手づくり石けん&コスメ」です。
編集の仕事はしていたものの撮影が伴い、写真がメインの仕事は初めてでした。「写真ってこんなに大事なんだ!」と改めて気づきました。
その後、同じ編集、スタイリスト、カメラマンメンバーで「香りのレシピ」「手づくりクリスマスBOOK」という本を作りました。
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世界の香りとともに
タイやイランに行って、植物や抽出の現場を見学ました。とても興味深い体験です。
今後も世界中でイベントを企画したいと思います。AOFでは香りを通して、生活を豊かにしたり楽しくしたりするご提案をしております。
香木の買取なども行っておりますのでお気軽にお問合せください。